【住友金属鉱山は純金積立サービスの新規申込受付を終了しました】
旧住友財閥の流れをくむ純金積立会社、住友金属鉱山について、サービスの特徴や、会社概要などを取りまとめていきたいと思います。
本サイトでご紹介している純金積立会社のなかでも、住友金属鉱山は大きな特色のある会社と言えるでしょう。
記録をたどると、住友金属鉱山の歴史は江戸幕府成立よりもさらに前の1590年(天正18年)に、銅製錬・銅細工、鉱山開発を手がけた蘇我理右衛門という 人物まで遡るそうです。そして時はくだり、1927年(昭和2年)、旧住友財閥に編入。戦後も一貫して住友グループで鉱山開発を手がけてきたという企業に なります。
住友金属鉱山の大きな特色としては、自社で国内最大級の金鉱山を保有しており、純金の製錬、溶解、刻印までを行なっているという点です。
鹿児島県北部にある菱刈(ひしかり)鉱山で、1985年以来、採掘が続いているとのこと。
また25年に渡り、SUMITOMOの刻印がロンドン市場に登録されており、「信頼の証」という地位を確立していることが訴求されています。こうした「住友ブランド」の強みは、他社にはなかなか真似のできないアドバンテージと言えるでしょう。
気になるコストに関しては、年会費840円、購入手数料2.5%(1,000円購入ごとに25円)となっています。格安コストをアピールしている新興系の純金積立会社には及びませんが、年会費、購入手数料ともに業界の平均的な数値に収まっています。
積立単位は月額3,000円から始めることができ、1,000円単位で加算可能。スポット購入は1,000円から1,000円単位で申し込みでき、この点でもより多くの方に門戸を開いていると言えます。なお、以前はポイントサービスも実施していたそうですが、2013年12月をもって終了するとアナウンスされています。
以上を総合すると、同社は信頼性やブランド力といったものを重視される方には適していると言えそうです。コスト面についても、住友ブランドならではの付加価値や安心感という点を考慮すれば、むしろ割安とさえ言えるのかも知れません。金の保管方法も消費寄託ではありますが、これまで述べました同社の出自を鑑みれば、リスクはかなり低いという判断が妥当と言いえるでしょう。
※業者登録や団体加入に関する記載は特に見当たりませんでした。