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純金とは100分率でいうと100%の金のことで、24分率でいうと24分の24の金のこと。24金は純度99.9%以上の金を指し、これ以上の純度はないという最高品位であることを表します。純金は、K24や、99.9と表記し、99.9は、金の含有率が99.9%であることを意味しています。表面が剥き出しである場合、他の物質が混ざってしまう可能性が0.1%はあるため、100%の表記は使用できないとされていますので、「24金は金の含有率が99.9%の最高品位」となります。
金の純度とは、ある製品の中に、どれくらい純金が含まれているかということを示しています。そして、純金が含まれる割合を「カラット:K」という単位で表し、カラット数が大きくなればなるほど純金に近いということになります。金は金属ですので非常に硬くて丈夫というイメージがあるかもしれませんが、実は金は熱に弱く、型崩れをしたり傷がついたりしてしまいやすいもの。そのため、純金だけで保存しておくと、価値が下がってしまうことになりかねません。そうなることがないよう、純金をあえて他の金属と混ぜることによって、強度を上げて、保存状態を高めています。
金の純度はカラットという単位で、24分率で表されます。前述したように、金の純度が99.9%以上の時は24K(カラット)、1カラット増えるごとに、4.17%、金の純度が増える計算です。金は、純金の割合に応じて呼び方が変わり、それぞれの金属の特徴や性質までも変わってきます。その中でも市場に出回っている金は、主に、「K24、K22、K18、K14、K10」の5種類です。
金に価値があるのは、地球上にある金の量が決まっているから。金は、自然に増え続けるものではなく、埋蔵されている金の量は残りわずかといわれています。そのため、金は希少価値が高く、価値のあるものとされています。
金は、たとえばジュエリーやパソコン、スマートフォンなどの精密機器など、幅広い用途で使用されています。金は加工しやすく耐久性に優れていて、さらに伝導性もありますので、工業用品にも適した貴金属。さらに、歯科医療の現場では、金歯にも金が使われています。純金だと柔らかく歯に適さないということで、他の貴金属と合わせて金歯が作られるのですが、この金歯は腐食性が低いので、錆びる心配はほとんどありません。また、金はアレルギー反応が起こりにくいとされていますので、金箔として、美容や食用にも使われています。以上のように金にはたくさんの使用用途があります。そのため、金の価値が衰えることはほとんどありませんが、絶対的に一定を保つというわけではなく、条件によっては下がることもありますので、覚えておきましょう。
また、金の取引は米ドルを用いて行われていますので、その価値には、為替相場が大きく関係してきます。輸入する必要がなく、日本国内のみでの取引であれば、円で売買が行われます。その場合は外国為替は関係しませんが、金は海外から輸入したり、海外との取引が生じたりしますので、為替とは切り離せないのです。そのため、金の価値はどうしても為替によって影響されてしまいます。
金の相場は常に一定というわけではなく、日々変動するもの。毎日こまめに大きな変動が起こるわけではありませんが、相場が急落してしまう可能性ももちろんあります。金相場が急落すると買取価格が安くなってしまいます。金を投資目的で購入する人は案外多いのですが、金以外の投資対象が注目を集めてしまうと、儲けが大きい投資商品に移行する人が増えるため、当然ですが金の購入者が減ってしまいます。そうなれば金の需要も減ることになりますので、結果として、相場が急落する可能性があります。
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