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純金積立で定額購入は有効なのか?

継続的な資産運用として純金積立を行っていく上で、純金を取得する方法の1つである「定額購入」について特徴やメリット・デメリットなどを解説しています。純金積立の方法や目的などを、改めて検討する方・これから検討する方の参考になれば幸いです。

純金積立の定額購入とは?

定額購入とは、文字通り毎月の購入額をあらかじめ決め、一定額の純金を継続購入していく純金積立の方法です。

定額購入と比較される積立方法として、毎月一定量の純金を購入する「定量購入」が存在します。

定額購入のメリット・デメリットとは?

定額購入のメリット・デメリットについてまとめています。

定額購入のメリット

定額購入の特徴でありメリットは、毎月一定額の支出で純金積立を行えるという点です。そのため、自分の収入から資産運用に回す金額を計算しやすく、無理のない範囲で純金積立を続けやすいことがメリットです。

また積み立てた純金は資産として蓄積されていき、金の価格が購入時より上がれば、同量の純金でもより大きな利益を獲得できるチャンスが生まれます。

ExcelやGoogleのスプレッドシートで家計簿を付けたり費用を計算したりする際も、常に一定の金額で純金を購入しているためデータ入力が簡単。計算ミスや記入漏れといったミスを抑えられるでしょう。

純金の購入先によっては1,000円程度から始められることも多く、初期投資として準備が必要なものもほとんどないため、気軽に始められて、また止めることが可能です。

定額購入のデメリット

定額購入のデメリットとしては、金の価格(時価)によって獲得できる純金の量が毎月変わることが挙げられます。そのため、保有している純金の総量を計算する場合、改めて月ごとの購入量をチェックした上で全ての総計を算出するといった作業が必要になります。

また、金の価格が購入時よりも下がると、資産価値が減ってしまい資産がマイナスになる可能性もあるでしょう。

加えて保有している金を売却して現金化する際に、手数料としてコストが発生してしまうこともデメリットです。もしも、購入時と全く同額で金を手放す場合、金の価格は同じでも手数料のコスト分だけマイナスになってしまうため注意しなければなりません。

その他、どうしても毎月一定額の支出が発生してしまうため、収入の全てを他の目的で使えないことは人によってデメリットになり得るでしょう。

定量購入との違い

定額購入は毎月一定の金額を設定して純金積立を行い、定量購入は毎月一定の重量を指定して純金を購入していく資産運用です。

定量購入の場合、毎月の支出は金の時価によって変わるため、どの程度のコストが発生するのかを完璧にシミュレーションすることができません。特に思いがけず金の価格変動が起きた場合、想定よりも高額な支出になってしまい、生活費とのバランスが崩れてしまう恐れもあるでしょう。一方、定額購入であれば当然ながら一律の金額で支出が続けられて購入コストが決まっています。月ごとの平均金取得量も年間の積立量を12で割れば簡単に求められます。

ただし定量購入は常に一定量の金を積み立てていけるため、例えば金の価格が前月よりも下がった場合は同量の金を低価格で購入といったメリットもあります。

初心者におすすめの方法は定額購入

純金積立は比較的ローリスクの資産運用であり、初心者でも無理をしない範囲で始められる投資の1つとされています。しかし、あらゆる投資や資産運用には必ずリスクがあり、純金積立もまた思いがけない損失やトラブルが発生する可能性はあります。

その点、定額購入であれば自分が毎月どの程度の金額を純金積立に回して運用していくのか、しっかりと計算して把握しておける点が重要です。最初から高すぎる設定額を考えることは問題ですが、まずは収入から無理をしなくても済む範囲で定額購入を設定しておくことで、定期預金の感覚で純金積立を続けていくことができるでしょう。

また純金積立を定額購入によって継続することで金相場や市場の変動にも意識が向くようになり、結果的に投資や資産運用についての知識も積み重ねられていくことになります。

まとめ

純金積立の方法として、初心者にとって一考の価値を持つと思われる「定額購入」について解説しました。

定額購入は一定の金額の範囲で純金を購入していくため、金の価格が下がったとしても一気に大量購入するといったことができません。しかし金の価格が上がったとしても過剰な支出は発生せず、落ち着いて純金積立を続けていくことが可能です。

これから純金積立を初めてみようと考えてる人の場合、まずは定額購入を考えながら自分のニーズと照らし合わせてみてはいかがでしょうか。

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